友人の柿(@kakipi_koohate)に連行され、車ではるばる長野へ1泊2日のプチ旅行。せっかく日本に来ているんだから、ということでお車を出していただき、鉄道を乗り継いでも行けないような場所へ連れて行っていただきました。2023年9月25日と26日のブログ。

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我々二人の共通点と言えば鉄道とゲームもそうなんですけれども、なにより同じロックバンド好きなこともでかいんですよ。そんな二人が乗っている車内は静かなわけがなくてですね。

高 速 道 路 で ヘ ド バ ン か ま す な

(※安全運転の範囲内で危険が及ばない程度です) なおそもそも体調があまりよろしくなかった私はヘドバンのしすぎにより頭がふらふら。サービスエリアから出発してからはちょっと静かになりました。ずっと二人で歌ってたけど。

そんなこんなで長野に突入。

日本の歴史あふれる神社が見たい!という私の無茶な希望も聞き入れてくださって、車は長野市内を抜けてはるばる山奥の戸隠神社へ。山の中の気温、違い過ぎねぇか。

駐車場についてから戸隠奥社への道を眺める。九頭竜社まで片道2キロとな。

いい具合に森林浴も兼ねた散歩みたいな感じで、まっすぐな砂利道を歩く20代半ばの男二人。運動不足が目立つ。...帰り際にすれ違った、ヒールに半袖の女性御二方のほうが心配ではあったが。

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奥社までの道のりのほぼ真ん中にある随神門に到着。周りが森でなにもないから、こんな静まり返った土地に佇む古い建造物が、どこかしらSFチックな雰囲気を醸し出しているような気がする。ドイツで見慣れない景色だからというのもあるが。

なんかポケモンの世界に紛れ込んだような感じよね。草むらからモンスターが飛び出てくるのだけはやめてほしいが。

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少し先まで登って振り返ってみる。遠くにさっきすれ違った親子が見えているから、神隠しにはあっていないようだ。それにしてもこんな立派な杉並木がまっすぐ続いているのもたまげたもんだなぁと歩きながらずっと思ってました。私の性格もこれくらいまっすぐであれ。んで進む方向に視線を戻すと、前には長ーい階段が見えているわけですね。オワタ。

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てっぺんに到着。20代後半ってこんな体力無いもんだっけ。

ちゃんとお参りしてきました。柿さんが御朱印をもらいに行っている間に一枚。こんなにも緑に囲まれている山奥に、大昔に神社を建てようと思った先代の方々は本当にすごいな。

長めの休憩を取り、駐車場へ下山。そういえば下り坂のほうがきついんだわな。駐車場についてからもまた一服入れないと無理だったわ。

旅の計画を柿さんに丸投げさせていただいてたこともあり、宿についてからびっくりなことばかり。温泉なんて何年ぶりだったろうか。

そしてコース料理がおいしい...のだがここで体調が限界を迎えたようで、目の前に絶品が並んでいるにもかかわらず半分くらいしか食べられず。内心泣いてた(食べきれなかった分は柿さんがおいしくいただきました)。

温泉に入り、リフレッシュしたところで翌日の計画をねりねり。その瞬間まで全く考えていなかったのですが、日本の列車って定時運行するからみっちりと計画を立てられるわけなんですよね。

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朝は早めに宿を後にして、夜に調べておいたダイヤとにらめっこしながら最初の撮影ポイントの桜沢へ。駅からもかなり遠く、斜面も割と急な坂を車ですいすい上ってカメラを構える。柿さん運転本当にありがとうございます。曇り空と言えど日本の秋が目の前に広がっており、正直私はこの風景を自分の目で見ることができただけで満足していたので、正直な話写真がどうなっても良かった。でも結果的にはロマンスカーの赤白が右下のほうで程よいコントラストとなり、記録できた写真もまた素敵な思い出のワンシーンとなった。ただ感動している暇もなく、急いで車に乗り込み次の撮影地へ。

村山は大橋へ。柿さんの運転が神がかっており、計画通り次の列車が来る前に余裕で到着。

長野電鉄さんの車両バリエーションはいろいろと面白く、現在は4形式いるわけなのですがどれも私にとっては馴染みのある車両だったりします。HiSEに関しては小田急での引退時に沿線で見ていたり、NEXは当時まだ羽田国際がなかったころに成田に向かう時に使っていたり。こうやって「再会」できるって、面白いものですね。

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同じく、元日比谷線の03系も何度利用して、何度記録していたことか。見慣れた車両だからか、初めてきたのに親近感がわきますね。

本当はもう少し早くここにきていれば先代の3000系も見ることができたのだろうなぁ。こちらはさすがに記憶にもなくて馴染みもないけど、実際のフォルムは見てみたかった気もする。

附属中学前駅付近に場所を移動。地図上では軽く下調べはしていたが、実際に現地に行って、稲がまだ刈られていないことに少しほっとした。

待つこと数分、練習台になっていただく列車が接近。元東急の8500がよだれかけ交通安全の幕を掲げて登場。

画角は良いが幕のせいでしっくりこない。

こればかりは仕方がないだろう。この後もいくつかの角度を試してみたが、微妙だったので本番もここで撮影することに。

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いざ、本番となるロマンスカー。この色の塗分けといい、造形美といい、長野電鉄を代表する一枚になっていただくには一番ふさわしい車両だと、個人的には思っていた。実際にこの通り撮影ができて、私の思い描いていた、日本の自然と鉄道を絡めた一枚が無事に実現した。確かに空は相変わらず曇りではあるけれども、これもまた秋っぽさが出ているので、自分では十二分に満足できた。ドイツに戻って速攻大きなキャンバスに引き伸ばし、部屋に飾られております。

感動するのはこの瞬間でも後回し。踏切を通過して安全を確認した後、望遠で駅を通過する列車を後ろから撮影。

かつては大都会で活躍していた車両が、いわゆる第2の人生をこんな離れた田舎でのんびりと走りながら過ごしている姿を記録するのは初めてでしたが、ドイツではお目にかかることのないであろう不思議な光景をたくさん見ることができて、すでにおなかいっぱい。

... そ う い や 飯 食 べ て な く ね ? ? ? ? ?

訂正しましょう。心は満たされましたが、おなかはすいていたようです。この後車に戻る際にコンビニに立ち寄り、二人とも準備が完了したところで関東方面へ出発。帰りはヘドバン控えました

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帰りは出発地点の埼玉を通り越し、八王子へ。以前、柿さんが結婚してからお祝いを渡せていなかったのと、洗濯機を買い替えたいとの希望を一つにまとめて「結婚祝いに洗濯機」となったわけなのですが(説明になっていない)、言い始めてから一年以上たってようやく実行ができた。ご結婚おめでとうございます&運転と宿をどうもありがとうございました。さて次の家電はなににしましょうか。