2024年夏のダイヤ改正(2024/06/09~2024/12/14)

2024年6月から始まるドイツとノルウェーの新ダイヤの情報です。

当ページでは記事作成段階に公開されている地域の重要な変更点のみを投稿しております。ご利用の地区が見当たらない場合は、情報がまだ公開されていないか目立った変更がない場所となります。随時更新していくため、後日再度ご訪問いただいたうえでお確かめください。ドイツ全土にわたる細かいダイヤ変更などはさすがに取り上げることができないので、予めご了承ください。

リストアップされていない多くの路線において出発時刻の変更が行われている場合があります。ご利用の際には今一度各運行会社の公式ページにてご確認ください。当コンテンツの編集者は NITS-Center(ドイツ部門) / NITS-Norway(ノルウェー部門) です。

最終更新: 2024/05/31 13:30 (追記)

ドイツの長距離列車の主な変更点

座席予約の値段が変更

2等車は5.20€、1等車は6.50€となります。家族連れの値段は2等車は10.40€、1等車は13.00€となります。下記の国際線においての特別措置は例外のままとなります。

EM開催に伴う変更

6月中旬より開催されるサッカーヨーロッパリーグに合わせて、重要都市を結ぶ臨時ICEが複数設定されます。ほとんどが完全新設ですが、一部列車は延長運転を行う形で運転されます。

なお、6月1日から9月1日まで利用者増加が見込まれるため、全ての国際長距離列車で座席指定が必要となります。当該の列車は一部区間にて座席指定料金が無料となる代わりに、人数分の席の予約が必須となりますのでご注意ください。対象列車: 国境を跨ぐ長距離列車(ICE、ECE、IC、EC)。中距離列車や近郊列車は影響ありません。

オランダ・ベルギー方面一部車両置き換え

3国直通運転が開始された当初から使用されているBR406型が、ダイヤ改正より徐々に新型車両のBR408型に置き換えられます。

新型車両はほぼ同様のキャパシティでありながら、シート形状の改良や電波を通しやすい窓など最新の技術が整っており、長い乗車時間に対しより快適な設備を揃えております。

大規模工事による大幅変更

Frankfurt - Mannheim の区間が7月から12月に封鎖されることにより、南北を結ぶICEを中心に複数路線が迂回運転や区間運休となります。

バスによる代行運転は計画されていますが、所要時間が大幅に増加します。また、上記2都市の接続列車はかなり削減され、一部列車は通常とは違うルートを走ることになります。直接の影響はなくとも、他の路線にもかなり影響が出る見込みです。

一部路線にて形式変更

国際線に新型ICEが導入されるに伴い、他のICE形式の運用が大きく変わります。主に変更となるのは München - Karlsruhe (- Basel) 便で、こちらは全ての編成が出揃ったICE4と更新されたICE1による運転に変更。これまで当路線で運転されていたICE3シリーズはほかの高速区間に集中的に導入されます。

新型を旧型で置き換え

München - Bologna (IT) の国際便は4月より新型RailJetによる運転が行われていますが、9月中旬から11月上旬まで再び旧型客車列車に変更となります。11月以降はまた新型での運用になる見込みです。

Hamburg - Praha 便に新型車両導入

12月のダイヤ改正で置き換えられるはずだったチェコ便は、6月のダイヤ改正で一部列車がComfortJetという完全新車に変更されます。なお新型車両には食堂車が無く、小型のレストランカウンターにて自分の座席にテイクアウトできるシステムに変更されるとのことです。
徐々に置き換わる予定とのことなので、食堂車をお求めの方はまだチャンスはありそうです。

パノラマカーの運用終了

パノラマカーが編成されているEC8/EC9は、上記工事に伴いEC6/EC7と共に運休となります。工事終了後の運転再開時には運用回しが変更となり、スイス側の運用都合上の影響でパノラマカーが編成されなくなる見込みです。

12月からはEC6/EC9とEC8/EC7のペアとなる見込みで、片方がHamburgまで北上せずにDortmund止まりとなる見込みです。それに伴い運用回しが変更となり、スイス国内で制御客車を連結する際にパノラマカーが編成できなくなることが主な理由のようです。

パノラマカーは今後はスイス国内の運用などでは引き続き乗車することができますが、ドイツ乗り入れは現状では7月に終了となりそうです。

デンマーク方面の一部列車の車両変更

すでにXで告知した通り、8月の一部日程にEC391/EC394がデンマーク国鉄のIC3型で運転されます。

なお車両変更に伴い、座席数が制限される見込みです。上記列車にご乗車の際には座席指定を行うことをお勧めします。

ドイツの近距離列車の主な変更点

Frankfurt - Mannheim 5か月に渡り代走

Frankfurt - Mannheim 間の大規模工事の影響で、7月から12月の間S7やRE70をはじめ複数の路線が区間運休及び迂回運転となり、出発時刻や到着時刻が変更となります。詳しくはこちらのPDFをご利用下さい。

ノルウェーの主な変更点

Ringebu橋復活

大雨によって流された橋の復旧工事が進み、OsloからTrondheimの直行便が運転再開。バスによる代行運転と路線寸断運転が終了となります。

なお通常運転に戻すにあたり、Røros経由のOslo-Trondheim直通便の所要時間は30分増えます(直行ルートの列車には影響せず)。また代行バス乗り換えのために暫定的に再開業したFåvang駅の旅客営業は再廃止となり、仮設ホームは撤去されます。

Bergen方面複線化工事完了

Bergen - Arna 間の複線化工事が完了し、両駅の区間便が1時間に4本に増発されます。

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