Skoda製の客車列車はドイツ国内では6本だけ。この少数系列が逆に問題を起こしているのだろうか。2022年7月撮影

Skoda製の車両のトラブル継続か

シュコダ製の客車列車がトラブルを起こしているのはすでに幾度と報じているが、DBは旧IC客車を塗り替えた代走車両を準備したことが確定した。

当方が2024年2月上旬に投稿した際には代走車両となる客車の塗り替えは行なわないとのことだったが、この短期間で計画が変更された様子。現段階ではすでに4編成分の準備が行われているようで、乗務員訓練が行われているとのこと。

なお調べたところによると、2024年の6月に予定されているダイヤ変更にて代走編成1編成のみ運転を開始するとのこと。計画上はすべての列車を置き換えるのではなく、予備の予備といった扱いになる模様。この記事を書いている2月14日現在、6本存在するSkoda製の編成のうち運転可能だったのは1本だけだったため、Nürnberg - München 間という重要な区間を結ぶRE1は半数ほどが運休となった。

代走編成は先述の通りInterCityで使用されていた車両となる見込み。牽引機は記載されていないものの、おそらくはBR101型となると思われる。

過去にも似たような編成が走行していたが、今回代走運用に就く予定のIC客車は以前のものと異なる。特に全車一等車のApmmzも含まれるが、座席数の関係上、こちらは完全に一等車のまま運用に入るのかが不明となっている。

また、Skoda製の車両の今後に関しては特に発表されていない。Dessauの工場がBR102型の整備を終了したことにより、今後の整備場所に関する問題も新たに浮上しているため、導入されてから数年ではあるものの、このまま使用停止となる可能性も考えられる。

Skoda製の列車に置き換えられる前のRE1。2019年12月撮影

その他のニュース記事