Hanau - Fulda 間で大規模工事、大幅な所要時間増加
高速化のために大規模な工事が行われているハーナウとフルダの区間。すでに幾度かに渡って部分封鎖が行われてきたが、今年は3か月にわたって全面封鎖が計画されている。
全面封鎖の予定期間は2024年3月22日から6月7日の合計11週間。全面封鎖と言いつつも、一部の日程には一部区間にて単線での走行が可能なため、近距離列車のRE50やRB51などは工事ダイヤでの運転となるとみられる。長距離列車(ICE・IC)はAschaffenburg経由の大幅な迂回を行う予定で、FrankfurtからFulda間の所要時間はおよそ一時間ほど伸びる見込み。また、KasselとGöttingenを結ぶ高速線の工事の延長されているため、FrankfurtからHannover方面を結ぶICEはほぼすべての列車がおよそ2時間ほど所要時間が増える。
当工事迂回の問題点は、迂回開始となる3月中旬に対して、現段階で所要時間増加が時刻表に反映されていないことである。予約画面に行き、4月ごろの列車をブッキングしようとすると、通常ルートでの所要時間が表示される。一般の利用者の方々はこの工事に関する予告が現段階では一切ないことから、予定を組むにあたってはかなりの変更を強いられることになる。迂回先のルートも、普段から走行している列車に加えて長距離列車と貨物列車がほぼ倍増と言ってよいほど増えるため、キャパシティオーバーとなりかねない。迂回運転の時刻が公開されても、予定を組む際に遅延も少なからず考慮すべき点なのかもしれない。
その他のニュース記事
- #NITSnews: WhatsApp公式チャンネルこの度、WhatsApp公式チャンネルを作成しました。より早く情報をゲットでき、ツイッターのように他の投稿に埋もれずに重要なトピックのみをピックアップした2種類のチャンネルは、9月9日からご利用いただけます。
- #NITSnews: Taunusbahn、17kmの電化工事の認可一昨年にはディーゼル気動車から水素電車に切り替わった路線だが、この度、Taunusbahnの電化工事を開始するための認可が下りた。
- #NITSnews: 長距離列車の減便、7月16日から主に人員不足が原因で、サッカーのリーグ戦が終了する7月15日から複数路線にて運休が見込まれることが分かった。
- #NITSnews: 7月以降の大規模工事一覧ケルン、フランクフルト、ハンブルグだけでなく、ドイツ全域に影響すると言っても過言では無い次元で、数か所にて大規模工事が行われる。
- #NITSnews: サッカー大会の取り組みと臨時列車6月14日から7月14日にかけてサッカーのヨーロッパリーグが開催される。利用者増加が見込まれるため、各種地域にて臨時列車が増発されるほか、特殊な制限がかかる場所もある。