長距離列車の減便、7月16日から
主に人員不足や工事が原因で、サッカーのリーグ戦が終了した7月16日から複数路線にて運休が見込まれることが分かった。先日発表された複数IC路線の廃止検討とは別に、大規模工事や人員不足の影響で区間運休や減便などが行われる。なお一部列車の区間運休は8月中旬から行われるようで、現時点では検索結果に反映されていないため、下記経路のブッキングの際には注意する必要がある。
なお複数の大規模工事の影響で、迂回運転や区間運休が発生する列車もあるが、こちらとは切り離して掲載済み。
主な影響路線
・ICE19号線 (Stuttgart - Mannheim - Koblenz - Köln - Hannover - Berlin Ostbahnhof) (主にICE55x、ICE65x番台の列車) はKoblenz以北のみでの運転。一部列車は別の車両で運転され、9両編成から7両編成に減車となる。
・ICE/IC32号線 (Münster - Köln - Koblenz - Mannheim - Stuttgart - Oberstdorf / Klagenfurt) (主にICE11x、IC201x番台の列車) はStuttgart以東のみでの運転。一部列車は完全運休となる様子。なおRJ890/897もStuttgart折り返しとなる見込み。
・ICE/IC55号線 (Dresden - Hannover - Köln - Koblenz - Mannheim - Stuttgart) (主にICE/IC154x、194x、204x、205x、244x番台の列車) はHannover以東での運転となる見込み。
・ICE91号線 (Dortmund - Köln - Koblenz - Frankfurt - Nürnberg - Passau - Wien) (主にICE20番台、90番台の列車) は一部列車がFrankfurt以東のみでの運転となる見込み。
上記運休の影響で、ライン川沿いの長距離便はほぼ半減となる。特にKoblenzはPassau方面行きの便のみが残るため、アクセスがかなり低下することとなる。Mainz方面へ走るRB26やRB10はほとんどが短編成での運行につき常に混雑している上、遅延や突発的な運休が発生しやすく、なかなか信頼できない代行手段となるためあまり推奨できない問題もある。
なお影響する列車は大半が事前に予定されていたとはいえ、本来はフランクフルトへ迂回されるはずだった55号線も運転取りやめになった。すなわち、途中で計画変更が行われた可能性もあり、予定よりさらに運行本数が少なくなったと思われる。
今後も他の地域でもこのような急な運休計画の変更が発生するのか注目していきたい。