プラハ弾丸旅行から帰って束の間、再び大きな荷物と共に長距離列車へ。行く先はデンマーク、スウェーデン、ノルウェーのスカンジナビア3国。2025年9月26日から30日のブログ。

まず、毎度おなじみとなりつつある行程表とマップでございます。

① Frankfurt - Hamburg
② Hamburg - Odense - Kopenhagen
③ Kopenhagen - Göteborg - Hallsberg - Karlstad
④ Karlstad - Oslo
⑤ Oslo
⑥ Oslo - Larvik
⑦ Larvik - Hirtshals - Aalborg - Aarhus - Holstebro
⑧ Holstebro - Vemb - Lemvig - Thyborøn - Holstebro - Vejle - Fredericia
⑨ Fredericia - Flensburg - Neumünster - Frankfurt

今回も相変わらずの休み無き行程ですね。そしてなんと鉄道以外に、デンマークでは路線バス、そしてノルウェーからデンマークの国境越えは長距離フェリーと、私の旅にしては珍しい交通手段がちょっとだけ含まれております。

では一日ずつ見ていきましょう。

1日目・Frankfurt - Hamburg

初日はたった一枚で終わります。なんせお昼頃まで普通に仕事していましたからね。

On board: ICE74 (DB Fernverkehr) Frankfurt Hbf - Hamburg Hbf

なんで先端部分だけ綺麗になってるんだか...最近のICE4はこんなのばかりです。幸い車内は綺麗だったのであまり文句は無いですけれども。

普段ならハンブルグで友人たちと合流するのですが、ちょうど同じタイミングでマヨルカ島に行っており不在だったので、一人寂しく早めに就寝。

2日目・Hamburg - Odense - Kopenhagen

さて、本格的な旅はここからです。

まずは、普段は入線しない試運転車両を見送るところから始まります。なんで???

2025年12月中旬のダイヤ改正で入線することになるとはいえ、今は9月。まさか土曜日の早朝に乗務員訓練に遭遇するとは思っておらず、ちょっとびっくり。

ここからはデンマークに向かい、途中Odenseの鉄道博物館に立ち寄ります。

On board: EC398 (DSB) Hamburg Hbf - Odense st

DBから貸し出されたIC客車によるEurocityも私が乗車するのはおそらくこれが最後でしょう。写真撮ってないけど。

Odenseに到着。2022年に開業したばかりのライトレールシステムがあるので、駅を出てちょっとだけ記録。こちらはStadlerのVariobahnで、同形式は過去にノルウェーのベルゲンで見ていますね。ちなみにここの街のVariobahnは当シリーズ最後のバージョンで、Adtranz時代から計算すると30年弱、442編成も製造された大きな低床型トラムのファミリーの最終形態ということになります。

さて、駅を挟んで反対側にあるデンマーク鉄道博物館に行くとしましょう。

この日は鉄道博物館50周年記念イベントが開催されていたようで、偶然にも入場無料でした。ありがたいですね。

博物館前には国鉄バスでしょうか、スタイリッシュな車両が一台停泊しておりました。

中はかなり古い車両が多いものの、どちらかと言えば家族連れが遊びに来る子供の遊び場のような状態になっており、なかなかゆっくりと周るのが難しかった。実際、ちゃんと鉄道好きで周っているのはおそらく私だけだったかと。無料開放も影響していたのだろうか。

とはいえ、私が見たかった車両は人気の少ない屋外にある。

そう、引退済みのLynetterである。1965年から1980年ごろまでドイツで製造されたディーゼル気動車です。大半が2007年に引退している中、残っているのは一部の保存鉄道線と今回の旅の後半に出てくるLemvigbanen線のみです。その中でも一番出会いやすいのがこの鉄道博物館に残されているこちらの編成。このYs44編成は元Odderbanen線にて使用された編成で、当時の赤とオレンジがベースの塗装のまま残されております。DSB塗装の編成が残らなかったのは残念と思いつつも、国鉄以外の目立つカラーリングが残ってるのもこれはこれで良き。ちなみにこちらの車両、割と最後のほうに製造されたということもあり、なんとDUEWAG製なのです。デュワグ大好き勢の私にとっては一度は見ておきたかった車両ですよ。達成しちゃったけど。

一通り見終わったので駅に戻り、コンビニで昼食を購入してホームのベンチで列車を眺めながら食べる。

ドイツにはないセブンイレブンが、デンマークにはあるのです。そして以前も話題に上げたのですが、スカンジナビアのセブンイレブンで唯一、デンマークだけは焼き鳥が売っているのです。しかもちゃんと本格的なやつ。サイズ感が写真ではつかみにくいですが、日本で売っている焼き鳥より一回り大きいサイズのもので、一本だけでもかなり満足できてしまうレベル。ドイツにも出店してくれ、頼む。

On board: ICL42 (DSB) Odense st - Kopenhagen H

ハンブルグからコペンハーゲンは一等車を予約したので、乗り換えた先の列車も一等車。デンマークの一等車ではセルフサービスながらもコーヒー飲み放題、このような感じでスナックや水も置いてあります。リコリス好きな方にとってはパラダイスであろう、高級なリコリスも置かれていました。せめてチョコとかも置いてくれたら嬉しいなぁ...(リコリスあまり得意ではない)

あっという間に首都のコペンハーゲンに到着。

本来なら観光予定だったのですが、諸事情あってバタバタしていた上に疲れ気味だったので、前回訪問時でも食べておいしかったデンマークのバーガーチェーンで夕飯を調達し、早めにホテルに入りまったりとしておりました。

とはいいつつも、中央駅で軽く撮影はしておりましたさ。近郊列車のS-Togで使用されているSA型、いつ見ても不思議な形をしていますよね。現在のDSBのロゴもこの車両がベースになっているとかいないとか。

ちなみに一軸台車なので、なかなか良いメロディを奏でてくれますよ。一軸台車車両で有名なTalgoではなく、ドイツのLHB製なところもポイントです。

3日目・Kopenhagen - Göteborg - Hallsberg - Karlstad

On board: ÖST R1026 (Öresundtog) Koebenhavn H - Göteborg C

さて、ゴムタイヤコッペパンです。スウェーデンに向かいますぞ。

SJのX2000がデンマーク直通を中止しているので、現在はÖresundtogに乗るしかないんですよ。快適じゃないわけではないんですが、中距離仕様の車両に4時間揺られるのもなんか違うんだよなぁ。

前回とは違い、今回は特にハプニングもなく無事に到着。

乗り継ぎ時間は1時間ほど。中央駅からあまり離れられないので、駅前電停で記録。

M31型も徐々に更新工事が入るので、現行型の記録は今のうちかもしれないですね。そして日曜日ということもあってか、お目当てのM29型は残念ながら見つけられず。かわりに、新たに導入されたばかりのM34型には遭遇しましたとさ。

こちらも特に特別なこともなく、ただただ時間が過ぎていく。ブログのためにも思い出のためにも、少しくらいのハプニングはあってもいいと思うんですけどね…

昼食を調達し、乗り継ぎ便へ。

On board: R178 (SJ) Göteborg C - Hallsberg

再度、1時間弱の乗り換え時間。本来はヨーテボリからオスロに直行したかったのですが、線路工事の影響で直行便が無いどころか国境付近で長時間のバス代行運転となるので、経路を変更したうえで月曜日の再開まで待つ。そのために、Karlstadという街に行く必要があったのですが、そちらに行くにも大きく迂回しなくてはいけないというトラップ。

列車旅、私は苦ではないのでなんでも楽しめるのですが、工事ばかりだと流石にちょっと疲弊しますね...

でも異国の見慣れない車両を楽しむのは、旅の醍醐味ですよ。この何とも言えない顔をしたX40型とか。前回は1等だったのであまり感じなかったですが、今回は2等車だったので狭さを体感。私ですら狭いと思うとなると、高身長が多い自国民の皆さんは何を思うのだろうか。

待ち時間はカメラをほぼ出しっぱなしでホームから離れず。

旅客列車に関してはリアルタイム情報をゲットできているので、撮影タイミングがつかみやすい。そんな中でもなかなかレアなのはこちらのTågabの列車。貨物列車メインの会社が、なぜか旧型客車と旧型機関車で旅客列車を運転するという謎の会社。手動ドアですよ、内装は木ですよ、トイレは垂れ流しですよ、座席は大きなソファーですよ。

こちらはストックホルムへ向かう便なので私の目的とは逆方向。記録だけにしておきます。

スウェーデン国鉄のSJとは別に、ヨーテボリとストックホルムを高速で結ぶ列車がVR。フィンランドの国鉄ですが、去年までは香港のMTRによる運行でした。最高時速200kmでの運転は、MTRXの愛称で運行された赤い車体の時代はまさにレッドアローでしたが、運行会社が変更されてからはフィンランド国鉄のカラーにラッピングされたのでもう見ることができないのが残念ですね。ラッピングが中途半端なので部分的に元の色が見えてますけど。

ちなみにこちらのX74型はノルウェーで運行される74型とほぼ同じ設計です。

On board: Tågab 7041 (Tågab) Hallsberg - Karlstad C

さて、先ほどは逆方向だったから見送ったトーガブの列車に乗車。手動扉は予想以上に重かったです。

スウェーデンは2等車座席が安く1等車がかなり値段が違うことが多いのですが、こちらの会社は1等車も比較的安いのでそちらをチョイス。室内にはクロークがあったり、座席がほぼソファーだったりとかなりホテルっぽさのある豪華な車両。本当にこの値段でいいのだろうかと疑問に思うレベルでした(確かに古いとは言えど)。

あっという間にKarlstadに到着。ホテルと言っていいのかわからないホテル(アパート)に入り、一晩過ごす。

ようやくノルウェーへの道が見えてきたところで、次のブログへ続きます。(本来は全てを一つにまとめようと思ってたんですけど、写真が多すぎて読み込みが遅くなってしまうので3分割。中編に続きます。)