ドイツでも名前が知れ渡っている街、福井。ドイツでもほとんどが現役引退済みのGT4という路面電車車両が、ここではまだまだ元気に活躍している。これは見に行かねばならないと、トラム鉄の皆さんに貸切撮影会を設定していただいて日帰りで参加させていただいた2023年10月7日のブログ。

早めに福井に到着したので、少しえちぜん鉄道さんにお邪魔させていただきました。フリー切符を買って乗車、福井口駅で一旦降りて撮影。福井口駅から福井駅の3駅はほかの既存の駅と少しデザインが違って、案内表示の数字部分にAkkoというフォントが使用されています。こちら、私達NITStrainのロゴでも使用されているフォントですね。

以前来た時には番線表示だけでしたが、今回は時刻表の数字部分でもAkkoを確認できました。増えてる。この書体のデザイナーが身近な人だから、自分のことのように嬉しい。

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ほかの参加者の方から5001も動いてるとの情報を聞き、後続の列車で田原町へ移動。とりあえず福井行きの列車はホームから見送り、折り返してくる列車を駅から少し離れたところで撮ろうとホーム先端で構える。

結果論から言いますと、爆死でございます、えぇ。福井で車両交換を行ったようで、帰ってきた列車は6110で運転されてますね。なんで(´・ω・`)

本当はここで5001を撮ろうと思ったのに...後続の直通急行を代わりに撮影。F1001が来てくれたおかげで、偶然にも手前の花壇と左の建物と色に統一感が出て、これはこれでいい結果になったのではないかと自分では思ったり。

さて、この時点で14時を過ぎており。

し ゅ う さ ん 、 ま た 昼 ご は ん 食 べ て な い

余裕ぶってたら思いのほかに貸切までも時間が無く、大急ぎで福井駅に戻り、軽く食事をとって武生へ。JRPass特権を利用して、数分のためにグリーン車で移動。いろんな方、ごめんなさい。

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武生駅に到着。降りたらくれすとさんにお会いし、出庫準備中のGT4を観察中の方にもお会いしたりと、だんだんイベント開始が近くなってきたことを実感し始める。

...実はこの類のイベントに参加させていただくの、初めてなんです。本当にありがとうございます。

北府に回送される前に、サンダーバードと絡めて一枚。次回来るときにはこの組み合わせは撮れないんだろうなと思いながらツーショットを記録。

回送の時間が近づいてきたので、少し先回りして準備。
くれすとさん「ここなら光線も大丈夫そうですね」
しゅう「しかしまぁ本当に晴れててよかったです、このまま持ってくれれば」

なんか一級フラグ建築士がいますね。さて、背後の北府駅では対向列車が到着して、何人か降りてきます。見たことのある顔が小走りでうちらの方向へ。

あざひがさん「おはようございまぁす!」

クラウドサービスに自動課金された挨拶とともに、一気に曇り。こんなことあるぅ?????

回送通過時には少しだけ光線復活。最高です。本当にありがとうございます。

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参加者が全員集合したところで、まとまって車両基地の中へ。公式に日本の車両基地に入れる...! ←これだけで十分に感動、目の前にドイツ車がいることで昇天寸前。

敷地内ではいろいろと注意を払いながらも、全ての角度から撮影させていただけるということで私は営業運転中では絶対に撮れないような角度を中心にカメラを構え。ドイツの車両が前にいるのに、日本の環境で撮らなくてはいけないので普段と構えるべき角度が違う...予想以上に苦戦しております。

サブトピック・急行 越前武生
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8月にフランクフルトで臨時列車を走らせた際、新規に急行・越前武生を収録させていただきました。今回の貸切撮影会ではそれに合わせてGT4でも表示していただこうと思ったら...なんと幕がすでに更新されており、越前武生ではなくたけふ新になってました。これには福井鉄道の職員さんも驚き。これはフランクフルトの幕を更新するしかないですね

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撮影会の間は営業列車に支障が出ない範囲で行動が可能だったので、普段は撮れないであろう角度から普通の列車も記録。特にF2000型は今回が初めてだったので、GT4と横並びで組み合わせて撮ったりなどもしました。

第一印象「3Dモデル作りやすそうな形状」

...いただいたパンフレットに図面が掲載されているので、近いうちに作ります。というか作らせてください。

さて、GT4の車内も見学させていただけることに。シュツットガルト時代のままの部分も多く、日本語表記に注目しなければ日本にいるのかドイツにいるのかわからなくなる。

側面の行先表示は路線番号が現役時代のまま。ここにRuhbankとか表示したい。

F2000が戻ってきたので、絡めて撮影。こんなにぼやける窓越しでも福井鉄道さんのコーポレートカラーがはっきりとわかるのもいいですね。

謝罪・現地で「ブラインドは後付けだと思います」と言っていましたが、確認してみると一部編成はドイツ時代からついていました。把握しきれていなかったようです、誤情報失礼しました。

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GT4は度々動かしていただきました。動いてる姿を見れるのも最高ですが、一回の撮影会でいろいろな角度から撮影させていただけるのは本当にありがたいです。

ドイツでは絶対に見ることができないであろう木造車庫。ミスマッチな構図ではありながらも、これもまた面白みがあっていい感じでした(語彙力)。

私はあまりにもGT4に注目しすぎててほかの車両をまともに記録できずにいましたが、こちらは帰ってから調べたら100年もの歴史を持つ車両だったんですね。

なんか...ごめんなさい...

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度々、営業線の方にも目を向けてみる。気づいたら元名鉄車が2編成並んでた。しかも広告がついていない福井鉄道カラーが2本横並び! いい記録になりました。

以前来た際に撮った写真ではまだ乗降中のランプが設置されていますが、家で比較してみると撤去されていることに気づいたり。やはりその都度記録しておくのが正解なんでしょうね、4年前にもっと記録しておけばよかったと後悔。

車庫の中でも撮影続行。何度でもいうが、木造車庫とドイツの車両という奇妙な組み合わせがこれまた面白くてずっと撮影してた。作業用品が使い込まれたものが多く、2023年とは思わせない古びた雰囲気が素敵。

途中、運転手の方にも主に操作面のお話をお伺いさせていただきました。やはり日本とドイツでは進行と減速のレバーの位置が真逆なので、そこの違いだったり他の車両と比べての操作性の違いなどいろいろと面白いお話を聞かせていただきました。貴重なお話、本当にありがとうございます。

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日もだんだん落ちてきて、あたりが暗くなったころにまた車両を移動。車庫の外は明かりが少なく比較的暗めだったので出発する前に照らされている状態で一枚。こうやって眺めると、ドイツ国旗もいいポジションに設置されていますね。

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だいぶ暗くなったころに再度車庫へ。車庫内にたまっていた水をいい具合に利用して日本のGT4を2両に。シュツットガルトでも撮れないような角度、最高でした。

瞬く間に2時間が過ぎ、帰りの列車の時間もあったので急ぎ足で離脱。楽しい貴重な時間をありがとうございました。

後日談・ドイツに戻って鉄道フォーラムにレポートを掲載したら、シュツットガルトから搬出される際の写真を返信で投稿してくださった方がいます。