BR420 (ET420)

在籍状況

2022年現在
420.8 (München): 36編成
計36編成
2028年より導入予定の新型車両BR1420型によって置き換え予定。なおそれ以前に検査切れが発生する編成もいるため、徐々に数を減らすと思われる。
運用状況(2025/10現在)
S2 (Erding -) München Ost - München Laim - Altomünster の一部運用
S5 Kreuzstraße - München Pasing - Germering - Weßling の週末の一部運用
S20 München Pasing - Mittersendling - Höllriegelskreuth の一部ラッシュ運用
アーカイブ
前期車

ミュンヘン、シュツットガルト、フランクフルト、ケルンなどに導入された前期車は、主にドア部分の違いなどがあった。初期編成には喫煙部分と禁煙部分にも分かれていた。本来の計画通りであれば、ミュンヘン、シュツットガルト、フランクフルト配属編成はそれぞれの都市に合わせたカラーリングとなる予定だったが、後にDBスタンダードの物に変更となる。
LED試験編成 (420 316)

当時の新製車両にしては比較的弱いライトを改善すべく、最新技術だったLEDのライトに改造したもの。ヘッドライトとテールライトの部分は共通で、新たにハイビームが追加された。
後に後期型の改造時にはハイビームも統合され、この形状のライトはこの編成のみで見られた。
ET420 Plus (420 400, 420 416)

延命工事の名目で改造されたプロトタイプ。ドア機構や窓周りが大幅に改造されたほか、機器更新や冷房設置などが行われた。
改造途中に新型車両の導入計画が変更されたため、改造はこの2編成にとどまった。故障が多発したことから、2006年の改造からわずか8年で休車となる。420 400編成は2025年に廃車解体され、420 416編成はDB博物館の非公開エリアで保存されている。
スウェーデン転属
2002年に計15編成がストックホルム近郊列車向けとして改造されたうえで転属。主に前面の窓形状や寒地対応などの改造が行われ、ドイツの見慣れたBR420とは一味違う形状となった。現地ではX420という形式となり、2005年まで運用された。全編成が現地で解体済み。


