日本の鉄道システムとは大幅に違うドイツの鉄道。初めて利用される方には難易度が高い利用方法も、こちらで一つ一つ解説していきます。

用語解説

当ホームページでは、列車種別を以下の通りにカテゴライズしています

長距離列車:
- ICE (Inter-City-Express) / ECE (Euro-City-Express) (DB/SBB)
- RJX (Railjet-Xpress) / RJ (Railjet) (DB/ÖBB)
- IC (Inter-City) / EC (Euro-City) (DB/SBB)
- TGV (Train á grand vitesse) (SNCF)
- EST (Eurostar・旧Thalys) (Eurostar)
- FLX (Flixtrain) (Flix)
中距離列車:
- IRE (Inter-Regio-Express)
- RE (Regionalexpress)
- RB (Regionalbahn)
- RS (Regio-S-Bahn)
- SE (Stadtexpress)
- MEX (Metropolexpress)
- RRX (Rhein-Ruhr-Express)
- FEX (Flughafen-Express)
近距離列車:
- S-Bahn (Schnellbahn)
- A (AKN)
夜行列車:
- NJ (Nightjet)
- NEX (Alpen-Sylt-Nachtexpress)

上記列車をまとめて「本線系統」と表記している場合があります。

市内交通:
- U-Bahn (地下鉄)
- Stadtbahn (地下鉄*)
- Straßenbahn/Tram (市電)
- Schwebebahn (モノレール)
- Bus (バス)
- Linienfähre (船)
*当ページでは説明の簡略化のため、Stadtbahnを「地下鉄」と表記しております。

初めてのご利用の方・初級編

列車の種類について

チケット購入・ルート検索

チケット価格の変動(ダイナミックプライジング)

乗車の際に・表示の見方

・ドア故障、トイレ故障

・ドアの開け方(Bochum特筆、ドアボタン)

リアルタイム情報の確認方法

お役立ち・ドイツ語講座

Zug fällt aus / entfällt
Heut xx Min. später / Verspätung circa xx Min.
Geänderte Wagenreihung
Ohne Halt in ...
Zusätzlicher Halt in ...
Heute nur bis ...
Heute auf Gleis ...
Heute ohne gastronomisches Angebot
Bitte nicht einsteigen / Nicht einsteigen

車内の空調設備に関して

空調故障の張り紙と封鎖された車両

以前もこちらにて投稿した通り、規定の関係上、日本の車両と比べて温度差があまり激しくありません。特に夏場のクーラーは日本ほどパワーがあるわけでもないため、一瞬で効いてるといった感じはしないと思います。暖房も冷房も自動制御のため、乗務員に温度調整をお願いしても無理と断られる可能性が高いです。

夏場では冷房故障がしばしば発生します。長距離列車ではその車両を封鎖することがありますが、それ以外の列車ではそのまま使用される場合が多いです。暑すぎると感じた場合や張り紙を発見した際には、隣接した車両に移動することをお勧めします。

お役立ち情報まとめ

通常利用されている方・中級編

運休を割り出す方法

乗り継いで遅刻を回避する方法

鉄道好きの方・上級編

お役立ち情報

・本線系統の機関車のパンタグラフに関するまとめ(Xのポスト)
・ドイツ国内の軌道の寸法に関するまとめ(Xのポスト)
旧型車両などの特別な車両のダイヤ
イベント情報まとめ

列車番号や編成検索向けのページ

撮影の規制やルールに関して

基本的に、線路内に立ち入らず、線路に十分安全な距離を保っていれば問題はありません。怪しげな行動をしていたり、線路に近すぎると警察を呼ばれることがあります。

駅ホームでの撮影は可能です。三脚など、撮影機材を支えるものは禁止されています。場合によっては係員などに嫌がらせで追い払われる場合がありますが、状況を見て場所を変えるなりして対処してください。ドイツ語に十分自信のある方は、DBや鉄道会社の公式による書類を見せて話し合うことも可能ですが、あまりお勧めはしません。

撮影時、左手を軽く上げて挨拶をすることで、「飛び込まないよ」というメッセージを送ることができます。たまにパッシングやホーンで挨拶を返してくれる方もいます。

撮る人も撮られる人も気分良い環境に。許可を得て掲載・2023年5月撮影
予想以上に運転手が分かりやすく映るデュワグ車両。許可を得て掲載・2023年6月撮影

市内交通では地域によってそれぞれのルールがあります。デュッセルドルフなど、地下ホームでの撮影が規制されている場所もあれば、フランクフルトやマンハイムのように個人利用の規制は一切ない地域もあります。

本線系統でもそうですが、特に市電や地下鉄車両は運転手が映り込む確率が高く、映りたがらない方も多くいらっしゃいます。映り込んだ状態でネットに公開して良いかを確認してください。鉄道好きな運転手も多くいるドイツ、たまに撮影者を探していることもあるので、連絡を取り合うためのインスタグラムのアカウントをあらかじめ準備しておくことをお勧めします。