ドイツの公共交通の切符 ※イメージ画像・本文とは関係ありません

最終更新: 2022/05/17 20:30 内容更新

9-Euro-Ticket 日本語解説

6月から8月末まで期間限定で利用できるようになる9ユーロチケット。ご時世の影響で高騰しつつある(ガソリンなどの)エネルギー代を賄うためのドイツ政府の措置となっているため、少々わかりにくいところがあります。

そのため、こちらのページにて、できる限り理解がしやすく解説させていただきます。

注釈:

・とある鉄道省の中の人がいち早く入ってくる情報をまとめているだけで、どこの公式でもありません。

・日本語の表現が一部間違っているかもしれないですが、それは私の日本語の勉強不足によるものです。大目に見ていただけると幸いです。

・2022年4月20日以降の情報となります。開始日が迫るにつれ、情報が変化する場合もあります。

・現在出されている案は、政府内での可決が行われていないため完全確定したものではありません。5月20日に決まるものと思われます。可決された場合の情報が下記の通りとなります。

・チケット購入は5月下旬開始を予定しております(可決されたのち、システムの設定などに少々時間がかかるため正確な日時は不明)

・一部情報はまだ内部情報のため、開示できないものもあります。内部情報に関してのお問い合わせにはお答えできない場合がございます。

・こちらに表記する情報は、RMVの会議をベースとするため、一部の地域にて多少異なる場合があります。詳しい情報は各地域の交通協会のページにてご確認ください。

チケットの発行方法

5/16更新: 当チケットは6月1日から8月31日までの期間限定となっております。お買い求めいただけるチケットは各月毎の発行となる予定です(6/1-6/30, 7/1-7/31, 8/1-8/31)。一か月9ユーロ、最大で3ヵ月で27ユーロとなります。月の途中でもお買い求めいただけますが、利用期間的な途中からの発行はできません(6/16-7/15などは不可。例として、6月16日に発行した場合は有効期限が6月1日から6月30日となります)。当チケットは8月31日をもって終了となります。地域によっては期間終了後に似たようなキャンペーンが実地される場合もありますが、当チケットとは別のものとなります。

4月20日現在、券売機やサービスセンターで発行する紙切符、一部交通協会のアプリで発行するデジタル切符の2種類を予定しております。一部地域にて、バスでの発行も可能とする方針がとられる予定です。詳しくは各地域のバス会社に確認してください。列車の車内や一部の旧型券売機ではお買い求めできない場合がございます。

1) デジタル版:

一部のアプリ(RMV-HandyTicket、DB Navigatorなど)でお買い求めいただくことが可能となる予定です。RMV-TicketShopでは購入ができませんのでご注意ください。

2) アナログ版:

券売機には上記のとおり5月下旬に9-Euro-Ticketの発行ボタンが追加されます。

4月20日現在、一ヵ月分の個別購入と3か月分のまとめ購入が設定される予定です。

券売機やサービスセンターなどでお買い求めになった紙切符は、ボールペンで氏名を記載していただく形となる予定です。鉛筆や消せるボールペンなど、文字が消せる筆記用具での氏名は無効となる場合がございます。氏名が一致しない場合や身分確認が取れない場合は罰金となります(基本: 60ユーロ)。

チケット購入後の返却はできません。

定期券をお持ちの方

年間定期券お持ちの方は上記の3か月分は差額が返金されます。月間定期券及び学生対象のゼメスターチケットをお持ちの方の返金対応は現在協議中です。なお、返金対応は各交通協会によって異なる場合があります。先述の対応はRMVの予定されているものとなります。続報をお待ちください。

定期券を所持されている方は、お買い求めになった交通協会から上記期間分の差額が返金される予定です。詳しくは各交通協会にご確認ください。定期券外のエリアをご利用の際には、定期券・身分証明書の以上2点をお持ちください。いずれかが確認できない場合は罰金となる場合がございます。

RMV管区内で9-Uhr-Monats/Jahreskarteをお持ちの方へ。キャンペーン中の3か月は時間制限が解除され、9時前の列車やバスもご乗車できます。

ご利用の際に

当チケットをご利用の際、以下の点にご注意ください。

- 券売機やサービスセンターなどでお買い求めになった紙切符は、ボールペンで氏名を記載していただく形となる予定です。鉛筆や消せるボールペンなど、文字が消せる筆記用具での氏名は無効となる場合がございます。

- 検札の際には氏名が確認できる身分証明書を提示してください。

- 子供やペットの同伴や自転車の持ち込みなどの地域によって異なる特別ルールはほかの地域では無効となります。ほかの地域でのご利用には別途の特別チケットを購入していただく必要があります。

- 現在ご利用の定期券が1等車用の場合、普段ご利用される地域はいつも通り使用可能ですが、ほかの地域では2等車のみご利用いただけます。ほかの地域の1等車へのアップグレードはできません。定期券外にて1等車をご利用になられる場合は、完全別途となるチケットが必要となる予定です。

- ドイツ全域で利用可能の予定ですが、ECE/ICE/EC/IC等の優等列車およびFlixtrainは利用不可となります。RE/RB/S/U(地下鉄)/Tram(路面電車)/バスは通りご利用いただけます。地域ごとに存在する特別種別は各地域の交通協会にお問い合わせください。

その他

ご不明な点がありましたら、お気軽に私のツイッターまたはインスタグラムにメッセージ経由でご連絡ください。業務中は返信が遅れる場合がございます、ご了承ください。

切符を使ったおすすめ観光

紹介するリストが長いので、地域別に別ページで紹介させていただきます。

鉄道とグルメ(主に甘いもの)をメインに、私が行ったことのある場所を経験談で語らせていただきます。

このページで紹介する場所以外にも、ドイツには各地に素敵な街や風景があります。「ここ行ったことあるけどおすすめだよ」「ここにはこんな特別なものがあるよ」「これもぜひ紹介してほしい」などがありましたら、ぜひ上記連絡先に一言いただけると幸いです。よろしければ、こちらにてお名前付きで紹介させていただきます。

また、まだ先ではありますが、「実際に9ユーロチケットでここに行ったよー」などの報告もお待ちしております。こちらでもよろしければ紹介させていただきますし、メンションをつけてツイートしていただければツイッターでも紹介させていただきます。

9ユーロチケットが終わった後でも、その町や地域がなくなるわけではありません。つきましては、このキャンペーンを機に皆様のフットワークと拡散する力をお借りして、ドイツのいろいろな素敵な場所を紹介していけたらなと思っております。

5/17の20時現在、以下の場所の紹介を掲載しております(クリックで記事に飛びます)。

- Alzenau アルゼナウ
- Bad Homburg vor der Höhe バド・ホンブルグ
- Berlin ベルリン
- Dessau デッサウ
- Dresden ドレスデン
- Frankfurt フランクフルト
- Hamburg ハンブルグ
- Hochtaunuskreis (Taunusbahn) ホーホタウナス地区
- Koblenz-Güls コブレンツ・ギュルス
- Leipzig ライプツィグ
- Lübeck リューベック
- Michelstadt ミッヒェルシュタッド
- München ミュンヒェン
- Nürnberg ニュルンベルグ
- Potsdam ポツダム
- Rhein-Neckar (Mannheim, Ludwigshafen, Heidelberg) ラインネッカー地区・マンハイム・ルードヴィヒスハーフェン・ハイデルベルグ
- Rhein-Ruhr (Köln, Düsseldorf) ラインルール地区・ケルン・デュッセルドルフ
- Rügen (Binz, Prora, Sassnitz) リューゲン島・ビンツ・プローラ・ザスニッツ
- Stralsund シュトラールズンド
- Stuttgart シュトゥットガルト
- Vogelfluglinie (Fehmarn) フェーマーン島

掲載予定

一部地域の「日帰り観光プラン」などの記事も検討中です。後日更新します。

当切符の導入背景

ご時世の影響で、ガソリンをはじめ各種エネルギーの値段が上昇しつつあります。そのため、ドイツ政府の取り組みにより補助制度が導入される運びとなりました。そのうちの一つの取り組みが、国から降りる補助金で値下げされた切符となります。

つまるところ、完全新規となる切符の種類が導入されるのではなく、現在存在する定期券の値段の一部が国の補助金で9ユーロに下げられるという状況です。しかしながら、そのような形では定期をお持ちでない通勤通学利用者やこの値下げを機に公共交通を利用する方が不利になってしまうため、どなたでも購入できるシステムとなりました。

ドイツ全域で有効となったのも、複数の交通協会の境を超える人が不利にならないようにという判断によるものです。

ではなぜこの3か月なのか。少しばかり裏話にはなりますが、この値段で発行できるのは国から多少の補助金が下りるからであって、補助金なしでやるとすると各交通協会が大赤字となってしまうからです(実際、さほど多くない補助金が下りても赤字が見込まれております)。

毎年値上がりが行われており、こちらはインフレーションによるものも少なからずありますが、基本的には利便性を高めるためのダイヤ増強や新車導入、さらには駅の改修などに割り振られており、この出費も小さくはありません。補助金すら下りなくなってしまうと、今後数年にわたっての改善の予定にも影響が出てしまうため、この短い期間となりました。